ランチの雑談の輪に入れず、スマホを見るふりをしてしまう。飲み会で話を振られても「特にないです……」としか言えず、気まずい沈黙まで背負ってしまう。仕事はちゃんとできているのに、なぜか「雑談」だけがどうしても苦手——そんな感覚があるなら、この記事はあなたのために書いています。
先に結論です。雑談が苦手なのは、あなたの人付き合いの能力が低いからではありません。多くの場合、力が出やすい会話の“方向”が、結論や目的に向かう会話に向いているだけです。雑談のような、目的のない発散型の会話に力を使う設計ではない——というだけのことです。だから性格を直す必要はなく、自分に合ったやり方に置き換えれば、気まずさは減らせます。
「雑談が苦手」というと、「人見知り」「コミュ力が低い」「人付き合いが下手」という性格の問題だと思われがちです。
でも実際には、雑談が苦手に感じる人の多くは、人が嫌いなわけでも、話せないわけでもありません。求められている会話の“種類”と、自分の力が出る会話の“種類”がズレているだけ、ということがよくあります。
たとえば、こんな場面に心当たりはないでしょうか。ランチ休憩、雑談の輪に入れず、スマホを見るふりをしてしまう。飲み会で話を振られても「特にないです……」としか出てこず、その後の沈黙まで自分のせいのように感じる。エレベーターで上司と二人きりになった数十秒が、やけに長く感じる。頑張って話題を用意しても、会話が続かず不完全燃焼のまま終わる——。
会話には大きく分けて2つの種類があります。ひとつは、何かを決める・報告する・答えを出すといった「結論や目的に向かう会話」。もうひとつは、話がどこに転がってもいい「目的のない、発散型の会話」——雑談や世間話です。前者に力が出やすいタイプにとって、後者は“何をゴールにすればいいかわからない会話”に感じられやすく、負担が大きくなりがちです。逆に、発散型の会話に自然と力が出るタイプにとっては、雑談はむしろ心地よい時間になります。これは能力の差ではなく、力の出る会話の“方向”の違いです。
脳命算は、生まれ持った設計(命式)といまの脳の使い方(脳タイプ診断)を突き合わせ、その「ズレ」から“頑張っても報われない構造”を言語化する自己理解の枠組みです。
脳タイプは社長脳・職人脳・企画脳・人柄脳の4つで、優劣はなく、力の出る順序が違うだけです。傾向として、結論や本質に向かいやすい社長脳、精度やルールに向かいやすい職人脳は、目的のない雑談に力を使いにくいと感じやすい面があります。一方、発想の広がりに力が出やすい企画脳、場の空気や共感に力が出やすい人柄脳は、雑談そのものが自然な力の発揮どころになりやすい傾向があります。ただしこれは「雑談に向いていない」という切り捨てではなく、力の出る場面が違うというだけの話です。
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※ 本コラムは自己理解のための情報提供であり、運命・吉凶・優劣を断定するものではありません。当てはまり方には個人差があります。