算命学の話に入ると、まず出てくるのが「陰陽(いんよう)」という言葉です。むずかしそうに見えますが、考え方はとてもシンプル。陰陽とは、ものごとを二つの向きの性質で捉える、東洋の古い見方です。この記事では、陰陽とは何か、そして命式に出てくる「陰占(いんせん)」と「陽占(ようせん)」がどう違うのかを、やさしく整理します。
陰陽とは、世界のあらゆるものを「陽(動・外向き)」と「陰(静・内向き)」という二つの性質の組み合わせで捉える考え方です。昼と夜、夏と冬、伸びる力とためる力。どちらかが良くて、どちらかが悪い、という話ではありません。二つがそろって、はじめて全体が回ります。
人の気質も同じです。外に出て動くのが得意な傾きもあれば、内でじっくり深める傾きもある。算命学は、この「傾き」を生年月日から読み解きます。
命式(あなたの生年月日から出る設計図)は、大きく二つの面から読みます。それが陰占と陽占です。
たとえるなら、陰占は建物の基礎と骨組み、陽占はその上に建つ間取りや外観。おおもとは同じ生年月日から出ていて、見る角度が違うだけです。
脳命算は、陰陽を「吉凶」や「運勢」の判定には使いません。使うのは、あなたがどんな傾きのエネルギーで動きやすいかという“気質の傾向”を知る部分だけです。陽が強めなら外へ動くほど力が出やすい、陰が強めなら内で深めるほど力が出やすい——といった具合に、自分に合った動き方を選ぶための材料にします。
くり返しになりますが、陰にも陽にも優劣はありません。どちらの傾きも、場面が合えば強みになります。
※ 本コラムは自己理解のための情報提供であり、運命・吉凶・優劣を断定するものではありません。当てはまり方には個人差があります。