また、やり方が変わるらしい。「今日からこう変えます」と言われた瞬間、なんとなく気が重くなる。前のやり方のほうが早かったのに、と思ってしまう自分に「柔軟性がないのかな」「変化に弱いのかな」と、静かに自信をなくしていく——そんな感覚があるなら、この記事はあなたのために書いています。
先に言います。新しいやり方になかなか慣れないのは、あなたの対応力不足でも、頭が固いからでもありません。土台を見てから動くことで力を発揮するタイプと、まず触って試しながら覚えるタイプでは、慣れるまでの“順番”がそもそも違うだけのことがよくあります。焦って自分を責める前に、その順番の違いを知ることが近道です。
よくある場面です。新しい業務システムに切り替わった初日、隣の席の同僚はマニュアルをろくに読まずに画面をクリックしながらどんどん覚えていく。一方こちらは、まず全体の流れを把握してからでないと不安で手が動かせない。気づけば「まだそこ触ってないの?」と声をかけられ、焦って余計に操作を間違える——。
これは能力の差ではありません。土台を確認してから動く力が強い人と、まず動きながら学習する力が強い人では、習熟の途中経過がまったく違って見えるというだけです。前者は最初の数日は遅く見えても、一度飲み込むと崩れにくい。後者は立ち上がりが早い分、抜けを後から拾う必要があります。どちらも最終的な習熟度に優劣はありません。
よくある誤解は、これを「柔軟性がない」「変化に弱い」という性格の問題として片づけてしまうことです。しかし多くの職場は「早く触って早く動けること」を評価しやすいため、土台から入るタイプは、慣れる途中の段階だけを見て低く評価されやすい構造があります。
脳命算は、生まれ持った設計(命式)と、いまの脳の使い方(脳タイプ診断)を突き合わせ、その「ズレ」から“頑張っても報われない構造”を言語化する自己理解の枠組みです。
脳タイプは社長脳・職人脳・企画脳・人柄脳の4つで、優劣はなく、比率が違うだけです。たとえば精度を積み上げて力を発揮する傾向が強い場合、土台を固めてから動くことで安定して成果を出しやすく、発想力で場をひらく傾向が強い場合は、まず試して感触をつかむことで力が乗りやすい——という違いが出やすいと考えられています。どちらのクセが強いかを知っておくと、「自分はどこで詰まりやすいか」を先回りできます。
「もっと早く慣れよう」と気合いを入れる前に、次のことを試してみてください。
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※ 本コラムは自己理解のための情報提供であり、運命・吉凶・優劣を断定するものではありません。当てはまり方には個人差があります。