在宅勤務になってから、「ちゃんと働いているのに、サボっていると思われていないか」が気になって仕方がない——そんな声がよく聞かれます。誰にも何も言われていないのに、既読のタイミングやステータスの色ひとつで、心がざわつく。その感覚に、性格の弱さや根性の問題はありません。
先に結論からお伝えします。在宅勤務での「サボってると思われてないか」という不安は、あなたの働き方に問題があるからではなく、オフィスでは自然に見えていた「力の出し方」が、リモート環境では物理的に見えなくなっているために起きる傾向があります。何が見えなくなりやすいかは、脳タイプによって違います。だから同じ在宅勤務でも、不安の大きさに個人差が出ます。必要なのは、気合いで埋めることではなく、自分の力の出し方を"伝わる形"に翻訳する工夫です。
「在宅で不安になるのは、気にしすぎ」「サボっている自覚があるからでは」——そう思われがちですが、実際はむしろ逆のことが多いです。人一倍ちゃんとやっている人ほど、この不安を強く感じる傾向があります。理由は、オフィスにいたときには言わなくても伝わっていた情報が、リモートでは根こそぎ消えるからです。
オフィスにいたときは、資料を作り込んでいる横顔、会議の前後にさっと交わす一言、誰かのフォローに黙って回っている動き——それ自体が「ちゃんとやっている」証拠として、周囲の目に自然と映っていました。ところがリモートでは、画面の向こうにいる時間そのものは見えず、チャットのメッセージ数や返信の速さ、会議での発言回数といった「明示的に発信したものだけ」が成果として残ります。
たとえば、資料を納得いくまで丁寧に作り込んでから提出するタイプの人が、「今どのくらい進んでます?」と聞かれて「あ、はい、進めてます……」としか答えられず、進捗が止まっているように見られてしまう。あるいは、チームの空気を読んでメンバー間の調整を黙って引き受けていた人が、リモートではその調整自体が誰の目にも触れず、「特に何もしていないように見える」と受け取られてしまう。一方で、会議で積極的に発言したり、チャットでこまめに発信したりするタイプの人は、リモートでもむしろ存在感が増しやすい傾向があります。
この「発信量に比例して見える/見えない」という非対称な構造が、「ちゃんとやってるのに」という不安の正体です。
脳命算は、生まれ持った気質の設計(命式)と、いまの脳の使い方(脳タイプ診断)を突き合わせ、そのズレから"頑張っているのに伝わらない"構造を言語化する自己理解の枠組みです。
4つの脳タイプ(社長脳・職人脳・企画脳・人柄脳)に優劣はなく、力の出る順序が違うだけですが、リモート環境では"見えやすさ"に差が出やすい傾向があります。発言や発信で場を動かす力が出やすいタイプは、リモートでも自然に存在感が残ります。一方、精度を黙って積み上げる力や、場の調整を裏側で担う力が出やすいタイプは、同じだけ力を発揮していても、記録に残りにくい傾向があります。どちらが優れているという話ではなく、"見え方の設計"が違うだけです。
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精神論で「もっと発信しよう」と思っても長続きしません。行動として小さく仕組み化するのがコツです。
在宅勤務での「サボってると思われてないか」という不安は、気の持ちようの問題ではなく、力の出し方が見えにくくなるという構造から起きる傾向があります。何が見えにくいかは脳タイプによって違い、そこに優劣はありません。まずは自分の力の出し方の"型"を知ることから始めてみてください。
※ 本コラムは自己理解のための情報提供であり、運命・吉凶・優劣を断定するものではありません。当てはまり方には個人差があります。