複数の仕事を同時に振られると、頭の中がぶつ切りになって、結局どれも中途半端なまま終わってしまう。「マルチタスクぐらいできて当然」と言われるたびに、自分の要領の悪さを責めていませんか。
この記事でわかること
マルチタスクが苦手なのは、根性や要領の問題とは限りません。一つのことに深く力を注ぐ「積み上げ型」の力の出し方と、同時並行での処理を求める今の環境が、噛み合っていないだけのことがあります。無理に器用になろうとするより先に、自分がどちらの力の出し方をしやすいかを知ると、負担の減らし方が具体的に見えてきます。
「マルチタスクができないのは、集中力や要領が足りないせいだ」と考えられがちです。でも実際には、同時に複数の作業を抱えたときに崩れる人と崩れない人がいるのは、性格の強さの差というより、力の出し方の“型”の違いであることが多いです。
たとえば、資料作成に集中しているところへ上司から「ついでにこれもお願いできる?」と声をかけられた瞬間、頭の中で組み立てていた文章の流れが切れてしまい、さっきまで書いていた一文に戻れなくなる。会議中に別件のチャットが飛んできて対応した後、「あれ、いま何の話でしたっけ」と自分の発言の続きを見失う。一つの作業に深く入り込んで力を出すタイプほど、こうした“割り込み”によって作業全体が総崩れになりやすいのです。
つまり中途半端になるのは、注意力が散漫だからではなく、途中で流れを切られることへの負担が、もともと大きい力の出し方をしているから。器用に同時進行できる人と同じやり方を目指すほど、かえって消耗が増えてしまいます。
脳命算は、生まれ持った設計(命式)と、いまの脳の使い方(脳タイプ診断)を突き合わせ、その「ズレ」から“頑張っても報われない構造”を言語化する自己理解の枠組みです。命式に“一点に集中して積み上げる”傾向が強く出ている人ほど、同時並行を求められる場では力を発揮しにくくなりがちです。
ここでいう「脳タイプ」は、脳科学の考え方をベースに、いまの思考や動き方の“傾向”を4つ(社長脳・職人脳・企画脳・人柄脳)に分けたもので、優劣をつけるものではありません。また、命式のもとになる算命学が占い由来であることも隠しません。当たる/当たらないを競う話ではなく、自分の力の出し方の“型”を知るための材料として使っています。
自分がどちらの力の出し方をしやすいかは、40問・約5分の無料診断で確かめられます(診断を始めるにはLINEまたはメールアドレスの登録が必要です)。
マルチタスクが苦手なのは、性格の弱さでも能力不足でもなく、力の出し方の“型”と、いまの仕事の求め方がズレているだけかもしれません。仕分ける・宣言する・区切るという小さな工夫から始めて、自分に合った力の出し方を選び直してみてください。
※ 本コラムは自己理解のための情報提供であり、運命・吉凶・優劣を断定するものではありません。当てはまり方には個人差があります。