報告や説明のたびに「話が長い」「結局何が言いたいの?」と言われる。丁寧に伝えようとしているだけなのに、なぜか伝わらない——そんなモヤモヤを抱えていませんか。
話が長くなるのは、話す能力が低いからではありません。多くの場合、“何を先に話すか”という話の組み立て方の順番が、聞き手が求める順番とズレているだけです。背景や経緯から話し始める傾向と、結論を先に知りたい傾向は、どちらも自然な型であり、優劣はありません。自分の型を知り、結論を一文だけ先に置く練習をすれば、同じ内容でも「長い」と言われにくくなります。
「話が長い」と言われると、要点をまとめる能力がない、話し方の訓練が足りない、と受け止めてしまいがちです。だから話す前に緊張し、余計に言葉が多くなってしまう——という悪循環に陥っている人も少なくありません。
でも実際には、内容がきちんと整理されていても「長い」と感じられることがあります。原因は能力ではなく、“どこから話し始めるか”という順番の違いであることが多いのです。
たとえば、進捗報告の場面を思い浮かべてください。
Aさん「先週から取引先と調整していて、最初は先方の担当者が不在で連絡が取れなくて、途中で条件も変わって……結果として、今週中に契約は完了する見込みです」
聞き手「(結論は? 契約できるの、できないの?)」
Aさんは、経緯や背景を大切にしながら話す型です。相手に状況を正確に理解してもらいたいという気持ちがあります。一方の聞き手は、まず結論を受け取ってから、必要な部分だけ詳しく聞きたい型。どちらも、情報を正確に届けようとしている点では同じです。ズレているのは、結論を先に置くか、経緯を先に置くかという“順番”だけなのです。
脳命算は、生まれ持った気質の設計(命式)と、いまの脳の使い方の傾向(脳タイプ)を突き合わせ、その“ズレ”から、頑張っているのに伝わらないという構造を言語化する枠組みです。話の組み立て方も、全体像や背景から捉えようとする傾向と、目の前の要点から捉えようとする傾向という、脳タイプの傾向のひとつとして見ることができます。どちらが優れているという話ではなく、力の出る順番が違うだけです。
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※ 本コラムは自己理解のための情報提供であり、運命・吉凶・優劣を断定するものではありません。当てはまり方には個人差があります。